b1.ゆき花の雪の日

sn.c1.加害者を前に笑うのは、最低限の生命維持のため〈好意や友好のためではない〉

site up 20210603木

*性被害について記されています。はじめに【主旨と投稿ルールbyゆき花】をご覧下さい。ご負担にならないよう、ご自身の責任でお読み下さい*

脅威・恐怖を前に、被害者は、まず、安全確保の為に、友好であろうと交渉すると、自分の治療のf先生に、言われています。

私自身の被害当時の反応についても、そう説明されました。

加害者達に車に乗せられ、逆方向に走り出した時、異変と恐怖を感じました。

「保育園で何をしているの?」と、運転席の加害者に聞かれ、

保育園で、天の石屋戸開きのお話しを聞いたことを、一生懸命、話しました。

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最後は笑って、めでたしめでたしになるような、自分もその話をすることで、加害者達から、解放されるのではないかと、幼い頭で、一生懸命考えて言いました。

けれども、加害者達は、ウズメの話を卑猥な話として、笑い合い、何か、会話して、私は、そこで、フリーズしました。

そのケアをした日、私は家に帰って、トイレで吐いて、トイレの床をのたうちまわるように、苦しみました。トイレに座ったままうずくまるのを、お母さんが、さすって、その日やったケアを話すのを、聞いてくれました。

胃腸薬を飲んで、休みましたが、数日は、布団にくるまったまま、過ごしました。

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よく、慰安婦被害者の女性達が、兵士達を前に笑っている写真を出して、笑っているから同意だったと、言う心ない人達もいますが、

人は、脅威・恐怖の人達を前に、生命の安全確保の為に、笑うのです。脅威・恐怖の加害者達を前に、笑って、友好的であると示すことで、相手の脅威・恐怖から、生命を守ろうとするのです。

生命の危機とまでゆかなくとも、日常でもそのようなことは、あります。

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これについて、元検事の田中嘉寿子さんの論文(甲南大学、機関リポジトリより)に、5f反応について、書かれています。

改正刑法の性犯罪の暴行・脅迫要件の認定と被害者の『5F 反応』

*リンク先が期限切れの場合もあります。

5f反応とは、friendship(友好、交渉)、fight(闘う、闘争)、flght(逃げる、逃避)、freeze(フリーズ、凍り付く)、flop(迎合、相手に合わせる)といった反応だそうです。

submit(明け渡す、相手に自己提供するといった意味)といった、反応もあります。私も、海外に学ぶ治療者のブログ等で、見ただけですが、自分の説明をしてくれていると思いました。

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脅威や恐怖にフリーズしたままの幼い私と、今の私と、繋げてあげられるくらい、内側の脅威や恐怖、フリーズを、解放してゆく…それが、トラウマ解放の一つ一つです。

でも、それは、命に関わることなのだと、一つ一つの治療を通して、思います。

そして、いつもそれが、スムーズに行われている訳でもありません。

安全・安心・信頼の基盤作り、その状況・状態が十分でない日、

例えば母が倒れたことで、フリーズが強い日などには、

まず、安全・安心・信頼の基盤作りに取り組みます。

機械的に、マシーンのように、トラウマ解放はされるものではありません。生身の人間のことです。

生身の人間の、深く突き刺さったままの、暴力のケア、生命の根幹である性の侵襲のケアは、

本当に難しいのです。

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*メッセージは【主旨と投稿ルールbyゆき花】と同意とします*