c1.メインセラピー by F先生

sn.c1.身体の仕組みを理解し、敬意を示す②

site up 20200525月

ステファン・ポージャス著、花丘ちぐさ訳『ポリヴェーガル理論入門』より

*セラピストさんと読んだ箇所の前後を見直した、その引用です。

(以下引用)

トラウマの刺激に関して脱感作させるために暴露療法を用いるセラピストがいます。しかしこれは、クライアントの生理学的状態、そして防衛反応が起きているときの状態について十分理解していないと言わざるを得ません。

クライアントの生理学的状態を考えると、この手法ではクライアントの反応を下げていくというよりも、むしろトラウマ的な出来事に伴う刺激に対しての感度を上昇させる恐れがあります。

トラウマの「合図」によって惹起される防衛反応に真っ向から立ち向かう代わりに、トップダウンの影響を通じて防衛システムを落ち着かせていくことが必要です。防衛システムを鎮めていくために、身体の仕組みを理解し、それに敬意を示すのです。セッションの中で防衛反応を起こさせるよりも、身体の仕組みを理解し、それに敬意を示すのです。

セッションの中で防衛反応を起こさせるよりも、身体は素晴らしいことをしたのであり、恥じるどころか、誇りに思うべきなのだと理解するのです。このようにトップダウンの知識や理解が組み込まれ、新たなナラティブが形成されることにより、変容が起こることがあります。これは自分に優しくすることを推奨する治療戦略とも一致します。

ステファン・ポージャス著、花丘ちぐさ訳『ポリヴェーガル理論入門』春秋社 2018年10月

(引用終わり)

今の認知セラピーも、確かに、

〉トラウマの「合図」によって惹起される防衛反応に真っ向から立ち向かう

同上:ポージャス著『ポリヴェーガル理論入門』

という療法だと説明されます。再体験症状の症状維持しながらの回復作業、筆記作業、という辺りに。その反応が防衛反応で、真っ向から立ち向かうのは、症状維持そのものとも言える、SE的にはそんな感じじゃないかと思います。

でもこれはあきらかに

〉クライアントの生理学的状態を考えると、この手法ではクライアントの反応を下げていくというよりも、むしろトラウマ的な出来事に伴う刺激に対しての感度を上昇させる恐れがあります。

同上:ポージャス著『ポリヴェーガル理論入門』

CPT(認知療法)のぶり返しが強く、しんどくいる自分は、↑このような状態だからだと思います。

〉敬意を示すのです

同上:ポージャス著『ポリヴェーガル理論入門』

パーツ対話で存在を認めてあげるのも、そう思います。そういう意味でも、東洋的リソースのヨガやマインドフルネスも大事です。

〉防衛システムを鎮めていくために、身体の仕組みを理解し、それに敬意を示すのです。

同上:ポージャス著『ポリヴェーガル理論入門』

これは安全・安心、愛着・繋がり、自律神経、内分泌系、自律神経の反応の様子や、オキシトシンなどの体の仕組み、の理解で、それから、トラウマが記憶・記録される脳と全身の理解なのだと思いました。

この身体の仕組みを、世間一般の医者・治療者は説明してくれません。ポージャスさん、カーターさんのレクチャーで、漸くその説明を得られました。

〉セッションの中で防衛反応を起こさせるよりも、

同上:ポージャス著『ポリヴェーガル理論入門』

PEじゃないけれど、同じCBTに属する認知セラピーなので、シッカリこれをやってきて、その防衛反応故に、今、こんなに苦しいのだと思います。

〉身体の仕組みを理解し、それに敬意を示すのです。

同上:ポージャス著『ポリヴェーガル理論入門』

認知セラピーやってても、結局、トラウマ身体症状を攻めている、というすごく根の共通した問題にゆきあたります。

SEもCPTも、両方、自分には必要です。

身体症状を攻めている、と書いたけれど、防衛反応を攻めている、という辺り。それは認知の歪み直すだけではなおらない、心を伴う体への働き掛けが必要と感じます。

〉これは自分に優しくすることを推奨する治療戦略とも一致します。

同上:ポージャス著『ポリヴェーガル理論入門』

その意味でも、「自分に優しくすること」は大事だと、ポージャスさん、カーターさん、そしてF先生の言葉に、心強く思います。

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hanaさんは、どんなセラピー受けていますか?

世の中トラウマセラピー、充実して欲しいです。

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